HISTORY
The Coors Story
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ザ・クアーズ・ストーリー 1960〜1979

品質と革新―隆盛を続けるクアーズの画期的出来事

ビル・クアーズこの戦後の時代にクアーズやその他のビールメーカーは、商品の種類とサイズを多様化し始めました。樽と瓶が依然としてビールの主要な販売手段でしたが、お客様はさらに便利な商品を求めていたのです。重要な革新は1959年にありました。この年、数年間に及んだ開発努力を経て、クアーズがアメリカで初めて完全アルミ製の飲料用缶を導入しました。
同じ年、クアーズは醸造所に缶を返却すると1缶につき1セントを返金する制度を開始、リサイクル革命の口火を切ったのでした。

アルミ缶の成功により、クアーズ・ビールの需要は一層ふくらみ、この成功に勇気づけられたクアーズは、当時の3代目の経営者であるビル・クアーズの指揮のもと、醸造プロセスで使用する新しいテクノロジーの開発を続けました。

1960年代から70年代を通じて、たゆまざる技術革新は会社の成長と表裏一体となって続きました。この間に開発されたテクノロジーを拡張し商品化するため、数多くの子会社を設立、いずれも成功を収めています。

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国内と海外での飛躍

1970年代、クアーズは製品グループと市場の両面から拡張を開始、地方の一企業から国際的な企業へと飛躍を始めました。それまで、クアーズの商品はオリジナルの『クアーズ・バンケット』ただ1種類のみであり、市場も西部の11州のみでした。

クアーズの販売がアメリカ西部に限られていたため、東部の消費者からロッキー・マウンテンのもっとおいしいビールの味を楽しみたいという声が強くなってきました。「クアーズ神話」を自分の舌で確かめるためには、どんな苦労も惜しまない人も少なくありませんでした。ジェラルド・フォード元大統領がコロラドにあった「西部のホワイトハウス」から大統領専用機エア・フォース・ワンでワシントンに戻るとき、数箱のクアーズを機内に積んでいた、というのは有名な話です。

しかし、このクアーズ神話がどれほど誇らしいことであっても、アメリカの醸造業界と消費者の間では大きな変化が進んでいました。クアーズは、変わっていく市場の中で生き残るため、事業戦略の変更と市場の拡大を余儀なくされました。ビール広告の増加、特定の市場セグメントをターゲットにした新しいブランドの開発、使い捨てのビンなどによる新しい利便性の追求、低カロリー飲料への関心の高まりなどが業界のトレンドとなっていました。


こういったトレンドに対しクアーズからの回答として1978年に導入されたのが、人気商品となったクアーズ・ライト・ブランドです。ザ・シルバー・ブレッドの愛称で親しまれているこの商品は、発売されたときから、アメリカ有数のベストセラー商品となることが約束されていました。それ以来、クアーズは上質の主流商品と特殊ビールを続々と発表し、成功を収めてきました。
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